園芸

ブルーベリー

山本家の奥様みどりさんの日課「ブルーベリー狩り」が始まっています。4~5日前から毎日欠かさずブルーベリーを黙々と収穫1時間。園芸店での試食見本と自家収穫用を兼ね15本ほど植えてあります。鹿児島県ですので品種はラビットアイ系のティフブルー、ホームベル、ウッダード、ブルーシャワー サザンハイブッシュ系シャープブルー、サンシャインブルーを受粉木を兼ね多くの品種を植えています。一番おいしいのはティフブルーの大実の粉フキタイプです。あまりおいしくないのは古い品種のホームベルですが受粉樹に良いので植えています。ブルーシャワーは実が大きいのですが大味で種が口に残ります。
みどりさん毎日収穫するに理由があります。毎日数匹のモズや小鳥がやってきて食べまくるのです。負けてはなじと収穫に励むのです。ケムシのイラガ対策に手袋装備で万全。今日はご近所におすそ分けするらしい。冷蔵庫もブルーベリーで大分埋まってきています。それにもうすぐゴーヤのスライスで埋まります。お店の見本を兼ねて植えていますので植え付け時にはブルーベリーの好む酸性土壌にするため充分ピートモスをすき込み、肥料も2月の寒肥と収穫後のお礼肥を施していますので大量収穫です。このブログにブルーベリーの育て方、コツが。お気づきですか?
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園芸店と鳥

三寒四温で一歩づつ寒さが和らいできました。花安の園芸店に毎年多くの大小の鳥達がやってきます。店にやってきてピラカンサや千両、万両などの実物を食べまくるのです。実を食べられると売り物になりません。園芸店を始めた当初は今年は寒さで山には餌が無いのかなと思いをめぐらしていましたが近年は何種類かの鳥が多くやってくるのです。なにか園芸店を毎年あてにしてやって来る感じです。今では追い払おうとしても飛ばないで早足で店内を逃げるだけです。捕まらない程度の距離を保って移動する感じです。飛ばないでウッドペッカーのように店内を走り逃げるのです。何か小ばかにされている感じです。

そんな鳥の1羽が閉店後の温室店内に閉じこめられました。外に出ようとして透明なハウスの天井に激しくぶつかり落下して動けなくなりました。鳥はガラスが判らないのです。死んではいませんが首がグラグラしていましたので店外の鉢の中に寝かしてやりました。翌朝は何処かにいなくなっていました。

朝方かわいいので写真を撮りました。(この鳥が頭をぶつけた鳥です)

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虹色葉牡丹「花雪」への挑戦 その2

3人の生産者が葉牡丹「花雪」に挑戦しています。その1人が肥料を切る時期であるにかかわらず肥料が残り利き続けていました。肥料が効いているためか葉牡丹のグリーンの葉に白の覆輪模様が美しく入って、勢いも良いのです。その上、老化していない葉牡丹は短時間で色を吸い上げるではありませんか。葉牡丹の生産のセオリーと逆のことが成功の糸口になりました。課題を1つクリアーしました。
 私のセンスで葉牡丹「花雪」の花径の大きさが10センチが美しいと信じ切っていました。しかし美しさイコール値段とは限りません。美しさとお値段を両立させる大きさが花径12cmとの答えを得て来年再チャレンジです。来年で6年目です。来年こそ勝利です。

難しい植物の話が多かったとは思いますが今年もあと3日です。来年は経済のきびしい年になると思いますが「健康であれば何とかなる」と明るく行きたいものです。

Dsc02437 霧島山間の御池地区にあります日本山人参の農場です。鹿の侵入を防ぐ為にフェンスを設けています。

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虹色葉牡丹「花雪」への挑戦 その1

Dsc02214 年末です。切花用虹色牡丹「花雪」の出荷が始まりました。花雪は切花用の高性の斑入り葉牡丹です。柄が不安定で「幽霊」と呼ばれる白い部分が多く出てその白い部分に枯れこみが入り観賞価値が落ち商品にならないことが多くあります。植物の葉に葉緑素が無ければ植物は枯れま込みます。何とか白い部分を出さない方法を探りますが解決方法が見つかりません。日本の古典園芸等の斑入りの仕組みでは解決しません。グリーンと白が絶妙に混ざった株でも夏場の暑さで次に展開する葉が真っ白の葉が出たり、希に白葉の次の葉が極上の斑入り葉を出したりします。論理的な答えが見つかりません。
 市場の出荷基準では茎が真っ直ぐでなければなりません。しかも茎が長ければ長いほど高く売れます。しかし菊やバラなどの切花と違いは葉牡丹は節の連続ですぐに曲がっしまいます。ネットを張り曲がりを防ぐのですが思うようには行きません。葉を食害をする害虫コナガとの闘いに勝利し、何とか12月中旬からの出荷にこぎつけました。普通の葉牡丹は出荷前には色を美しく出すために肥料を絶ち、寒さに遭わせたりして中心部分を白やピンクの美しい色合いを出させます。別な言い方をしますと肥料と言う食事をあたえないで寒さというストレスを与え老化させて美しい色合いを出します。・・・これが葉牡丹作りの出荷前のセオリー教科書です。
 肥料を切り、寒さに当て美しい色合いの葉牡丹「花雪」が出来上がりました。あとは染料を吸い上げて「虹色葉牡丹」として出荷するだけです。吸い上げとは小学校の頃、ホウセンカの導管を通してインキを吸い上げた実験をした記憶が有ると思いますが。葉牡丹に染料を吸い上げさせ自然界に無い色合いの葉牡丹を作り上げることです。色の選択は19色から選びました。どの色が他の切り花と合わせやすいのか?エンドユーザの好みは?自然と人工色との調和する色濃度は?染料の障害による日持ちはどうか?等を考え実験を繰り返し悩んだ末決定もしました。
染料メーカーにバラやカーネション等の上手な吸い上げ法も聞きましたが葉牡丹には常識が通じませんでした。バラの吸い上げは冷蔵庫で時間をかけたゆっくり吸い上げさせるとのことでしたが葉牡丹では全く色を吸い上げません。昼間の太陽の下である程度温度がある(蒸散活動をしている)状況でよく吸い上げることが判明しました。これもクリアしました。
 出荷前日に肥料切りをし寒さに良く当て一番美しく作ってきた生産者から色を吸い上げさせたが葉牡丹が「フニャフニャ」で元気なく出荷が出来ないとの電話です。

たかが「葉牡丹」ですがまた難題が!オンリーワンを目指すに次から次からと難題が降ってきます。

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葉牡丹「花雪」

同じ人間でも体の丈夫な人や虚弱な人がいるように同じ葉牡丹でも色いろな特徴(性格)を持っています。パンジーでも黄色系は早く咲くが赤系は遅く咲きます。葉牡丹は枝先を芯止め(ピンチ)しても枝を殆んど打ちません。生産者の多くが何とか枝打ちをさせようとホルモン剤などを散布しますが思うようになりません。葉牡丹「花雪」と長い間付き合っていますと多くではありませんが枝を打つ性格があるのです。この性格を利用して踊り葉牡丹を作ろうとのめりこみました。結果は思うイメージの踊り葉牡丹が出来ず赤字を4年間出す始末です。
 栄養系(挿し木)による葉牡丹ですので冬に来年の挿し芽どりの為に大きな鉢に移し親木として育てます。温度かけ葉牡丹が花芽を持たないように成長をさせます。成長したら芯止めをし脇芽を出させ枝数を増やします。適期に挿し木をして年末に出荷します。一年がかりの作業です。この間、害虫のコナガとの闘いがあります。油断すると食害され商品になりません。・・・こんな苦労があり成功しても大して儲かる訳ではないのですが人をのめり込ませる魔力が植物にはあるのかも知れません?

Dsc02236 葉牡丹「花雪」の吸い上げ(色上げ)を使った作品です。

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葉牡丹

葉牡丹に江戸時代から「踊り葉牡丹」という技法があります。年を越した葉牡丹は春近くになりますと菜種の花を咲かせます。葉牡丹の場合は寒さに合うことで花芽分化(花を咲かせるスイッチが入ること)し春に花を咲かせ子孫をのけるという目的を達成し枯れていきます。この花を咲かせないで取り除きますと葉牡丹は「エライコッチャ」と種子の変りにわき芽をだし子孫を残そうとします。このことを利用して本来一年草扱いのものを多年草化して踊り葉牡丹を作ります。植物が生きようとする力をうまく使って芸術的な葉牡丹が出来るのです。害虫のコナガや夏場の高温と格闘しながら年末にはすばらしい枝打ち葉牡丹が完成します。一度挑戦されることをオススメします。2年間を費やせばすばらしい踊り葉牡丹ができます。
芸術的な踊り葉牡丹は浜の松のように枝を打つ姿です。剪定をしたところから何本か枝打ちをしているのを踊り葉牡丹とは言いません。この葉牡丹はピンチ仕立ての葉牡丹です。
今店頭で販売されている葉牡丹はすべてが1年以内で作られた「ピンチ葉牡丹」です。一度園芸店でごらんになってください。

斑入り葉牡丹「花雪」と出会う前は浜の松のように枝を打つ本踊り葉牡丹を1年で作ろうと取り組んでいました。2年をかけ踊り葉牡丹を作っても採算が取れませんし、2年かければ誰でもで作ることが出来ますので面白くありません。

Dsc02310 レモンマリーゴールドといいます。耐寒性多年草で強烈なレモンの香りがあり丈夫な植物です。日長が短くなると花が咲く短日植物です。草丈が高くなりますので株作りを兼ね7月まで剪定をくり返します。

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展示会

Dsc02281 Dsc02197 園芸業界の展示会を5泊6日の日程を終え今日東京から帰ってきました。展示会の疲れでフラフラです。ブースのスペースが小さく座る椅子も置いていません。一日中立ちぱなし、喋りぱなしで何とか1人でも多くの方に営業をとがんばりました。時間が経つにつれ営業トークも形にはまっていくものです。朝はブース前を通過する人には笑顔で「お早うございます」挨拶を話の切り口にしましたが結構効果がありました。今回の出展の目的は「花雪」という斑入りハボタンを切花用にし、そして色を吸い上げさせ色つき葉牡丹としてを売り込むことです。フウテンの寅さんのような口上は無理でも結構上出来な口上であったと思います。虹色葉牡丹「花雪」に少しでも目線を投げかけた人には一番人気のピンクに染めた葉牡丹を取り出し切り口を見せ「これは吸い上げです。」隣の根付きの色の染めていない葉牡丹を指挿し「この葉牡丹「花雪」に色を吸い上げさせています。」「良く見てください。どっか違うでしょ?」「斑の入り方が普通の葉牡丹と逆さまです。白斑が外側にある白複輪なんです。この葉牡丹「花雪」だからこそ美しい模様ができるのです。普通の葉牡丹は外がグリーンです。グリーンに色が乗ってもどす黒いだけで美しくはなりません。」と身振り手振りではなします。「ここに19色あるんです。色を5色に絞り込みたいと考えています。どの色が好きか売れるかを教えてください。協力してください」。 後は業界の人を相手にしていますので儲かる商材であることを説きます。出来る限り楽しくトークします。こんなことでホテルに帰ってもいつの間にか寝入ってしまい夜中に目を覚ますことがありました。

今日は葉牡丹「花雪」ストーリからそれました。

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田舎のプレスリー

今回日本最大の園芸関係の業者の展示会国際フラワーEXPO IFEX2008が幕張メッセで10月30,31、11月1日にあります。780社が参加し多くの関係者が来場し商談が行われます。今回、花安が出展することになりました。鹿児島の田舎のプレスリーが大都会の舞台に立つようなものです。出展の会社を見ますにサントリーの大手や園芸業界の中堅や県単位での出展が多い中、田舎のプレスリーの園芸店が出展するのです。1人で企画屋として植物のデザイン、戦略、生産者との歩み、営業、デリバリーの手配等をこなし、そして今回、花の幕張メッセに出展です。ブースデザインや段取り、企画書作成等を1人でこなします。カラダは一つです。知り合いの花屋に協力をもらい現地での準備や展示期間はスタッフ一人の協力を願いました。一人ではトイレにも行けません。多くのスッタフを要しないでの出展ですが気概は「私の花が一番」の気持ちです。お客様は「花を見に来るのだ」とツッパています。一番狭いブースで目立たない場所しか確保できません。商品もセロシア「ライオンハート」と6年の歳月をかけデビューさせるハボタン「花雪」の2点の出展です。次回、すばらしいハボタン「花雪」について語ります。

Dsc02137 Dsc02141 ハボタン「花雪」を色染めした写真です。色染めに賛否はありますがいかがですか?

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セロシア「ライオンハート」3

苗のデザインをどうするかが問題です。寄せ植えにどのような使われ方をするのか?「ライオンハート」の良さを殺さない大きさの鉢サイズは?生産者にとって採算の取れる鉢サイズは?植物を市場や小売店様まで送る費用と鉢サイズの関係を試算します。「ライオンハート」の場合は大きい鉢で育てますと生産が簡単で良いものができます。しかし寄せ植えに使うには大きすぎ「ライオンハート」が他の花に勝ってしまいますし、使い勝手が悪いです。また生産段階で場所を広く取り採算が合いません(生産坪単価を稼げない)。輸送コストも多くかかりお客様とり高い買い物になってしまいます。
いかに小さい鉢で立派なものをつくるかが大切でした。考えるイメージのものに近づくまで4年ぐらいかかりました。生産者も良いものを作ろうとする高い志と自負が要ります。

出荷時期9月に入りますと白髪が増えます。市場の注文要求と生産者の生産状況のアンバランスや配送手配等をどう調整するのか。デザインから生産指示、配送指示、出荷チェック、クレーム処理等を1人でこなします。本業の園芸小売店、情熱を傾ける「日本山人参」等の仕事をやりながらです。私曰く「梅干食ってスッパマン」。スーパーマンにはなれないけど「スッパマン」にはなれる。妻曰く「自分が好きでやっているのだから・・・」と。・・・は何ですか?

10 セロシア「ライオンハート」の生産現場です

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セロシア「ライオンハート」2

Dsc02066 品種改良に「選別」という手法があります。たとえば生産段階で何万本の花の中に少し風変わりな花が1本含まれていたとします。多くの方はその1本に気がつかないでいます。その1本の苗がすばらしい成長を遂げる可能性がある素材であるかもしれません。その可能性に気がつくセンスと目が必要です。その1鉢の花の種を採取し種まきをします。翌年、花を咲かせ自分の目にかなった花を選び出します。又採種し次年度に種まきをします。こんなことを何年間もくり返し品種改良とします。セロシア「ライオンハート」の場合は品種改良の時間が5年でほぼ完成しました。幸運でした。花穂をライオンのように、葉をより赤くと品種改良の方向としました。この方向を間違うと大衆に受け入れられない自己満足な品種改良に終わってしまいます。感性と信念と情熱が必要です。この感性は勉強したから身につくものではありません。場合によりめがねにかなわない花を全部捨てることにもなります。経営的に犠牲が伴います。
今でもセロシア「ライオンハート」は何万本の中からより美しいものを選別しより美しいものを追い求めています。科学的に判りやすくいいますと「お皿の中に遺伝子が1000本あると考えてください。999本が並の遺伝子で1本がすばらしい花を咲かせる遺伝子です。毎年種を採取しすばらしい花をさかせる遺伝子の比率を高めるくり返しをする」この作業に何十年の時間を費やします。このことを「固定」と言います。

次回は万人が美しいと思えるデザインとそれに伴う作り方の苦労を述べたいを思います。

10/4の園芸講習のハンギングバスッケトの作品です。

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セロシア「ライオンハート」 1.

今日は園芸店「花安」のオリジナル商品セロシア「ライオンハート」について話したいと思います。9月19日のテレビ「目覚ましテレビ」で紹介されました。プレゼント企画で自分が企画し育てた花が画面に映し出された時は「やった」と喜びがこみ上げてきました。セロシアとはケイトウのことです。ネーミングはこのケイトウの特徴が時間と共に花穂がライオンのタテガミのように広がるので「ライオンハート」となずけました。このとき劇団「四季」がミュージカル「ライオンキング」が公演されていて自然な感じで「ライオンハート」に決定した次第です。結構気に入っています。名前負けはしていないと思っています。
 数年前、鹿児島の花市場でこのケイトウに出会いました。ある商人のおばちゃんが「花安さん、このケイトウをどう思う」と話しかけてきましたのが始まりです。少し面白いケイトウでありましたので、「おばちゃん、高名な育種家の先生に品種改良をしてもらおうと思うがいただいてもいいかな!」とおゆるしを得ていただきました。
さ~あ、どの方向に育種をお願いをするかは感性の問題です。ベクトルが大切です。

セロシア「ライオンハート」の画像はサイズの大きいもので貼り付けが無理ですので明日写真を取り直し貼り付けます。

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育種家

宮崎県小林市に植物の育種家がいます。偉大で尊敬する先生であります。「品種改良はメンデルの法則のみではない。科学的な次元を超えたところに人を感動させるものが生まれる。だから学者や大学をでた理論を振りかざす人には植物は微笑まない。美しいものは生まれない。現代でも科学で解明できることは20%に過ぎない現実。先生の傑作であります「プリムラ ジュリアン ベルローザ」は30年の年月と情熱から生まれたものです。先生は「ベルローザ一族が繁栄するため私の手を借りたに過ぎない。私は植物のお手伝いをしているのです。植物に力をいただき生かされているのです。」と

育種の世界の恐ろしさは経済的になりたちにくい仕事であることです。植物の生産者が戒めとする言葉に「手足をあわせて20本の指があります。20本の指の1本以上を育種にのめり込むと経済的に破綻をする」「良いものを作出し儲けよう考えると決して植物は微笑みません。」等。例えば種を1万粒まいて1株が育種家の目にかないます。植物が微笑んでくれます。育種家のすばらしい目やセンスや育種の方向などを兼ね備えた天才的なものが要ります。目をキラキラと輝かせる情熱力が必要です。残りの9999株を無駄にする現実。そんな繰り返しですので財産を食いつぶすのです。

育種への情熱と経済的な現実の葛藤を時々垣間見るときもあります。すばらしい生き様をしている先生です。私が80歳になったとき目をキラキラと何かに輝かせていることができるだろうか?

Dsc00031_2 先生が品種改良をしたペチュニア

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植物と育種家に学ぶ

Dsc00119 20年間園芸店をしているおかげで有名な育種家に出入りし、その先生から学んだことは植物の育種は大学だけの学問の延長からでは全く良いものが生み出されない。実際にそのような方からはおおむね人を感動させる品種は生まれていません。メンデルの法則を超えたところ、育種家の情熱や憧れや夢に植物が答えてくれて授かったということを眼前に見ます。植物への思いには何十年という時間と費用と継続した情熱を持ち続け、時には植物の生産で経営的犠牲をともないます。80歳近い年齢に係わらず「キラキラとした植物に対する情熱」に敬意を送ります。先生は「植物一族の繁栄を成す為植物が私の手を借りているに過ぎない。良い花を作ろうとして作為的に出来るものではない」とおっしゃいます。30年かかって世に出した植物の画像を載せておきます。今もすごいスピードでこの花は先生の手を借り進化しています。

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植物が生きる目的

 肥料についてですが、肥料の3要素が窒素、燐酸、カリです。表示順序は決まっています。覚えやすく「窒素は葉肥で葉は一番上にある」「燐酸は実肥花肥で実、花は真ん中にある」「カリは根肥で根は下にある」と覚えると解りやすいです。三要素以外に微量要素がありますがミネラル分やビタミンと考えるとわかりやすいです。肥料を施すタイミングは根が活動している時に施します。人が起きているときに食事し寝ているときは食事をしないと考えてください。成長期は窒素肥料を多くし、充実期は燐酸カリを多くします。寒肥は有機肥料をまだ植物は眠っている2月ごろに施しますが肥料が発酵し根が吸収する形になるまで1ヶ月間を要し、3月に根が活動する時期に肥料が利く形になります。肥料やりのコツは適期に薄いものをマメに施すことです。悪い施し方は濃いものを1度に大量施すことです。
 ラベンダーの肥料の施し方ですが成長期の春と秋に施します。寒冷地では夏場も薄いのを、冬は半休眠期で施しませんという答えが導き出せます。
植物の育て方をまるまる覚えるのでなく半分は理解をすることが大切です。また植物が楽しくなります。
 参考に植物が生きている目的は何か?人の場合は右脳が発達しややこしくなり「ソクラテス」になってしまいました。植物の場合は「子孫を残す」「勢力範囲を広げる」ことが目的ではっきりしています。いつの時代も権力者が行ってきたことと同じです。植物は生きるためにしたたかに昆虫などに巧妙に策を施し生き残ります。

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水やり

園芸での水やりの基本は、表土が乾いたら鉢底から水が流れるまでたっぷりと与えることです。理由は根は活動に伴い老廃物やガスなどを排出します。水をたっぷりあげることにより、それらの老廃物を鉢底から押し流し新しい空気に入れ替えます。また根は水を求めて下のほうに伸びていきます。鉢には鉢底がありますので根が鉢底にぶつかり鉢底に根が集まってしまいます。鉢底に集まった根に届く意味でもたっぷりとあげます。
根についてですが太い根は用土に体を支える仕事をしあまり養分や水分を吸うことは出来ません。養分や水分を吸収できる根は細い根や毛細根であります。その毛細根が鉢底に集まっていますのでたっぷりとした水やりをする意味があるのです。興味深い話があります、麦一株の根をつなぎ合わせますと600キロに達したと聞いたことがあります。
画像は山人参の的地を求めて、12月15日に御池に行ったときの写真です。Dsc01379

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園芸の極意

園芸の極意は「自生地に学ぶ」ことです。まともな園芸書は必ず自生地がどこであるかを書いています。国がどこであるのか、熱帯や温帯、寒帯、低地や高冷地等を必ず書いています。例えば九州で育てるラベンダーを参考にお話します。ラベンダーの自生地は一部を除き地中海周辺です。地中海の緯度ですが日本では梅雨のない東北地方です。植物を育てる考え方の順位は環境、用土、水、肥料、テクニックの順に考えます。
地中海の気候ですが印象派の画家が太陽を求め地中海に移動したことからも、太陽が燦燦と輝くエーゲ海の写真からも日光が強いと想像されます。→日光を好む植物。
地中化型気候は夏場は乾季で2~3ヶ月雨が降りません。→梅雨や夏場湿度に弱い→九州では鉢植えにし長雨時はひさしの下などに避難。(5~6年前のラベンダーブームの頃九州では外で植えたラベンダーはほぼ全滅していることに見られます。)
用土は→地中海の写真を見ますと白亜の家が多く、またパルテノン神殿等遺跡が大理石で出来ています。→アルカリ土壌であることが解り用土に苦土石灰等を混ぜるとよいと答えがでます。また夏場が乾季であることやラベンダーの茎葉が少し厚みがありますので乾燥地で育ってきたと判断でき用土は排水の良い用土が適する答えがでます。
特に九州では夏場の蒸れ対策に粗い底土を多目にし排水の良い用土で植えます。

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園芸

園芸店を鹿児島空港近くで20年間営んできました。そんな環境のなか、私の女房が体によいものを求めた姿勢が「日本山人参」に縁ができたと思います。20年間の積み重ねから良い植物を作るための基本的な園芸知識はあります。まわりに有機栽培に強い人や園芸界で高名な先生も近くにいて協力を仰ぐことも出来ます。
 園芸で花や樹木を育てるは極意があります。10年かかって学ぶところを3年で取得する考えかたがあります。園芸店をはじめ10年目ぐらいして気が付いたことです。
「山人参」を育てることにも通じます。それは「自生地に学ぶ」いう考え方です。
次回、このことをお話します。

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