「イヌトウキ」と「ヒュウガトウキ」
今日は鶏の飼料に日本山人参を混ぜ、卵の生産を委託している方の所に行ってきました。眼前の山に溶け込んでいくくねった道にトンボが車の行き先を妨害します。山の上の青空に浮かんでいる途切れ気味の雲が秋を感じさせます。途中キジの雄に道路の端で何かついばんでいるのに出会いました。
今日はお客様から日本山人参は「イヌトウキ」ですか「ヒュウガトウキ」ですかとの御質問がありましたのでお客様の回答書から答えたいと思います。植物学で有名な故牧野 富太郎先生がこの植物を命名するとき学名をアンジェリカ・シコキアーナ・マキノとし和名を決めるにあたり土地の人に「この地ではこの植物の名前は何と言われているのですか?」との質問にその地ではこの植物を大切に守っていた為、外の地に知れ渡るのを恐れ「犬も食わないと」言う意味の「イヌトウキ」と答えて守ろうとしたことで和名になったと伝えられています。まさに門外不出の「神の草」であったのです。
近年有名な化粧品会社が日本山人参の成分に目をつけ金に任かせ買いあさったことがありました。結果自生地が全滅するに近い状態になり現代も回復していません。
回答にあたってはインターネットからの情報は取り入れていません。何故かと言いますとインターネット上で近畿大学の教授が日本山人参の研究をされていることになっていましてのでお電話で研究のことをうかがいましたら「それは日本の山に生えて人参か」との返事でした。
大切なことですので健康食品として日本で始めて現場で「日本山人参」と取り組んだ人々からの話をもと回答しています。少し硬い文ですが参考にして下さい。
回答書
「イヌトウキ」と「ヒュウガトウキ」の違いについてですが植物学者の故牧野博士が通称「日本山人参」を学名:アンジェリカ シコキアーナ マキノ 和名:イヌトウキで登録されています。しかし植物標本が残っていません。
近年の日本山人参の歴史は大分県の高木 幸一(故人)が栽培と販売を始められました。このときは「イヌトウキ」の名前で愛媛大学の奥田 拓道先生に研究と実験を依頼し、また病院での臨床実験をしました水野博士も高木 幸一様より「イヌトウキ」の名前の日本山人参の提供をうけて研究をしていました。現存する研究データーは「イヌトウキ」としてのデーターです。「ヒュウガトウキ」の名前のデーターではありません。
宮崎県で採れる「日本山人参」を差別化し「ヒュウガトウキ」と呼ぶようになったとの話もありますが定かではありません。商業的な意図で区別をしているとも考えられます。
ただ、イメージ上「イヌトウキ」より「ヒュウガトウキ」の方が聞こえ良く感じられます。
栽培現場では「イヌトウキ」と「ヒュウガトウキ」の区別は全くありません。全く同じ植物と考えるのが正しいと思います。葉の形や切れ込み、株の大きさや株立ちの仕方、種の付け方等の個体差がありますが同じ植物です。高千穂高校で育てている日本山人参や私の知人、霧島で自生している日本山人参、メイゲンの山人参も個体差はありますが基本的に同じです。栽培現場や高名な育種の先生の見解も個体差があるが同じものと考えています。植物学的に日本山人参を研究した人はなく学問的な答えをだせないのが現実です。
色いろとお迷いになったと思いますが日本山人参は体に良い健康食品とお考え下さい。また生産方法で成分の濃度が異なりますので正しく生産しているものを選ばれることをおすすめします。
以上
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